あまとみトレイル 三日目

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2024/10/30 氷沢避難小屋~野尻湖畔

3時半頃起床。

初日は脚の痛み、つり、痙攣に苦しんだが昨夜は36キロ歩いたが大丈夫だった。体が歩くことに順応してきたのだろう。

             朝食はカップの札幌一番みそラーメンに昨夜のランチョンミートをのせて。美味くて温まる。

撤収(テントは無しなので楽ちん)作業をして、下痢気味で2回ほどトイレにいったりしていたら出発時間が6時になってしまった。

昨日は時間を見誤り遅くなってしまったので早目に出発するつもりだったがほぼ同じ時間になってしまった。

おかげて明るくなり小屋の全体像が見えた。昨夜は暗くて良く見えなかったが森の雰囲気に合うお洒落でかわいい建物。

ありがとう。一晩お世話になりました。

小雨のなかポンチョをかぶり歩き出す。森のなか歩くので熊鈴を鳴らす。

かつての製材所跡。

80年ほど前には100人以上がここで働き、生活を営んでいたらしい。

平坦で歩きやすい道は、木材運搬の為の道やトロッコの軌道跡だかららしい。

かつて森の中で生活していた人達の集落跡やトロッコ軌道跡を生かしたトレイルなどでアップダウン少なく歩きやすい道。

道から外れたところにあったハルニレの大木。

樹齢はわからないが、この木も80年前の製材所で働く人達の姿を見てきたのだろう。

雨は降ったりやんだり。

トレイル随一の展望との六美展望台はガスガスで何も見えず。

                              ここから妙高山の絶景がみえるらしい。

ものすごい急角度で変形したブナの木。雪の重さでこうなったのか?

夢見平湿地。

春には水芭蕉の群生を見ることが出来るらしい。

夫婦泉で給水。

夏に飲む天然水はまた格別だろうな。

夢見平のご神木。画像ではわかりにくいが幹回りは5mくらいありそう。

少し霧が晴れて明るくなってきた。紅葉が素晴らしい。

この辺りそこかしこに「木材チップ」が置いてあり、撒く事や運ぶ事を促しているようだ。

森を抜けると乙見湖のダムが現れた。急に視界が開けて気持ちいい開放感。

この子は誰でしょう?歴史好きの人はすぐに分かりそう。

ダム湖周辺は多くの工事関係者が作業している。

その側を歩いて乙見湖休憩舎に到着。ここで休憩。トイレを借り、ベンチで行動食と水分を補給。

乙見湖休憩所でトイレ、休憩をする。キノコ汁の幟はあったが誰もいなかった。

紅葉の舗装路を歩く。

すぐに自然歩道に入る。

清水ヶ池。

笹ヶ峰牧場の脇を歩き「宇棚の清水」を見る。

豊富な水量が湧き出ていて、ここは水に恵まれた豊かな森だな。

高原のような気持のよい道。

この辺り一帯は笹ヶ峰高原といわれ、牧場やキャンプ場もある避暑地。

当初ここのキャンプ場で泊まることも考えたが、この時期はクローズということで昨夜の避難小屋泊にしたのだ。

広い牧場に大きく立派な建物。ここが笹ヶ峰グリーンハウス。

近よるとステーキやとんかつの幟、少し期待したが2階の入り口には本日休業の文字。トイレだけ借りる。

広々とした敷地、目の前には紅葉した山。

レストランの敷地から舗装路に出る。正面の山は方角では妙高山だろうか。

雄大な景色の中を歩き敷地を出て車道を歩く。まもなく林道に入りドイツトウヒの森。

かつて、この地にドイツトウヒの木を植えた先人がいるのだな。

でっかい松ぼっくりがごろんごろん落ちている。しかもデカい。

「見てみて!う○こみたい!」と誰かと共有したい!

              ドイツトウヒの松ぼっくりは日本の松とは段違いにデカい。

笹ヶ峰を後にして舗装路を歩くと「中部北陸自然歩道」の看板が現れる。

ここから長い下り。

下にある発電所が管理しているケーブルカーの軌道を何度か横切る。

急な坂を下り終える発電所の建物。川に降りると吊り橋が現れた。

ここが関川吊り橋。この金属製のメッシュ板が11月上旬にはその板を取りはずしされてしまう。

だからあまとみトレイルは11月上旬までなんだ。

                                     川の水、冷たそう~

ここから急な登り返し、このトレイル一番の激坂かも。

神の恵み 第二弾

キツイので自然と下を向いて歩いていると、足元に落ち葉に混じり実のついた房が落ちている事に気がつく。

もしかして山ぶどう?

試しに口に含むとぶどうの酸味が口の中に広がる。市販のぶどうのような甘みは極めて少なく種ばかりで食べるというより果汁を吸うといった食べ方しかできないが、香りと酸味が心地よい。

空腹だったので、その後も落ちている房を何度も拾い食べ続けた。

登りきり開けた場所に出た。整地されたスキー場のゲレンデのような場所。脇には道沿いに鉄塔や電線が立ち並んでいる。保守用の道なのかもしれない。

青空も少し出てきて、気温も上昇。やや暑くなってきた。

起伏のなだらかな草原状の道から砂利道に変わる。

ここで休憩。ロールパンをかじる。

林道から登山道に。

鉄塔沿いの道は急な下り坂。ここがキツかった。

かなりの急斜面な上にぬかるんだ道。粘土質で石も草もない為、足元が固定できずかなり慎重に下っても滑ってしまう。何度も尻もちや手をついて泥だらけ。

鉄塔沿いの道をしばらく歩くとなだらかになり樹林帯に入る。

下り基調の道を歩いていくと晴れていれば見晴らしの良いだろう場所に。

しかし残念ながらガスっており視界は真っ白。晴れていれば正面には斑尾山も望めるらしい。

一瞬、ガスが切れて見えた街並みは、これから向かう杉野沢だろうか。

ひとしきり下ると開けていて歩きやすい道になる。          

圧巻の名瀑 苗名滝

主要道から左手の狭い道に入り、狭く急な岩場の下り坂を進むと、水の砕ける音が聞こえて次第に大きくなる。

苗名滝に到着。

日本の滝100選に選ばれた落差55mの壮大な滝。

白く太く力強い流れと轟音が圧巻。周りの景色も素晴らしく、また両岸の岩が独特で柱状節理のような岩肌、しかも黒々としており滝のを迫力を際立たせている。

時間があればもう少し眺めていたい景色だが時間と雨に追われて滝を後にする。

滝から遊歩道沿いに歩く。有名な観光地らしく普段着姿の人もちらほら見かけた。

駐車場に着くと観光客目当ての店も数軒ある。

このころには雨足が強くなりポンチョをかぶる。

ここから車道歩き。杉野沢に入る。

集落に入るがとても静か。家々はあるが人気が感じられない。

腹が減った。気温も下がり、雨で濡れて肌寒い。何かを暖かいものが食べたい。

ようやく営業していない何かの商店(廃業!?)前で自販機を発見。

かじかむ手で小銭を投入してホットコーヒーのボタンを押す。

いつもはブラックだが、寒く疲れた体は甘く温かいミルク砂糖入りコーヒーを求めていた。

一口一口が体に染みわたるかのような旨さ。そして満足感が全身に広がる。一気に飲み干す。

更に進むと初めて営業している商店を発見。

お菓子、日用品あけぼの屋

とある。中に入るとこじんまりした店内にパン、お菓子、日用品などか綺麗に並べられていた。清潔感のある店内は50代くらいの雪国らしい肌の綺麗な女性が店番していた。

リッツのチーズサンドを購入。女性は「もしかして長野駅から歩いて来られたの?」。その通りだと答えると「すごいわね。尊敬しちゃう」と言われた。

その店はルートからは少しはずれた場所だったが、あまとみトレイルを歩く人もくるらしい。

本来のルートに戻り、次の目的地「いもり池」に向う。主要道から脇道に入り更に進む。

開けたと思ったら、水田に囲まれた農道に出る。米どころらしい景色が広がる

農道の中を歩いたと思ったら森の中に入る。急に山の中に入ったような狭く薄暗い道を進む。

雨足が強くなってきたのでポンチョに加えて傘を出す。

なるほど自然歩道なんだね。

しばらく歩くと妙高高原ビジターセンターに出た。

木材を多用した建物は平屋で中には暖炉があり、囲むようにテーブル席がある、カフェも併設されていてお茶や軽食も取れるようだ。

前面の窓は大きなガラス張りで目の前のデッキ越しにいもり池を望むことが出来る。

この暖かい部屋で椅子に座り温かい飲み物と軽食でも食べたいところだが、時間的余裕がない。

ビジターセンターを出ると風が強く、冷たい雨がポンチョの上から体を冷やす。

冷たいな~ 疲れたな~ 腹減ったな~

当初予定していた近くの中華屋はもう閉店時間だろうし寄り道する時間もなさそうだ。朝早く出発すれば良かった。

朝からお腹の調子が良くなかったが、雨風で冷えたのかまたトイレに行きたくなってきた。

ビジターセンターで行っておけば良かった。

熊出没注意!

広い道から細い杣道に入るところにあまとみトレイルの標識があり、熊による被害があったので迂回するようにての案内。しかし迂回路はかなりの遠回り。

早くトイレに行きたかったので熊鈴を鳴らしてそのまま進む。

上信越自動車道の上を渡る。

高速道路を跨ぐ橋を渡ると民家が現れた。どこかに公衆トイレでもないかな~。そろそろヤバい。。。

新潟県と長野県の県境

関川の関所に到着。

長野と新潟の県境で、江戸時代において重要な役割を果たした関所として碓氷関所と並び称されているとのこと。

トイレがあることを期待したが、有料の施設内の為に諦めて(ガマンして)先に進む。

門をくぐり復元した木製の橋を渡る。

車道に出て右側に橋があり新潟の標識、

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左側には線路の高架があり長野の標識。線路付近にもトイレは無さそう。

高架をくぐり車道から林道に入る。あまとみトレイルの標識がある。

ここには英語で熊出没注意の案内があり、熊よけの為の鐘がある。鐘を打ち鳴らし鈴を振って歩く。

道は狭くなり山道のような道だがすぐ脇には高速道路も近くに走っている。ソーラーパネルの脇を過ぎると車道に出た。

どこに泊まろうか?

しばらく歩くと民家が現れた。野球などが出来そうなグラウンドもあり、手前に公衆便所を発見。

早速駆け込む。冷えたからか下痢状態。

外はすでに薄暗い。疲れたしここでテントを張ろうかなと辺りを見渡す。

トイレもあるし、平らなグラウンドは設営しやすそうだ。あとは民家から視界を遮れるような壁があればと思い、見渡してみたが無かった。

地図を見て少し悩んだが、野尻湖に行けば湖沿いにいい場所があるだろう。

よし先に進むか。決断してヘッドライトを装着、薄暗い道を歩き出す。

しかしここからが長かった。

点在するする家々の間を歩く。明かりが灯った家の中は暖かそう。脇道に入り農道を歩き、しばらくして林道に入る。真っ暗な中の林道は嫌だなと思う。

やがて用水路の脇道に出る。真っ暗な中いつまで続くんだ~という程歩くと、ようやく家々が現れた。民家が現れるとホッとする。しかし商店らしきものは全くない。

Googleで見当をつけていたコンビニに向う。

ようやくセブンイレブン発見。何だか久しぶりにコンビニを見た。

                              嬉しくて欲望のまま色々と買い込む。

食料を買い込んだら寝床探し。ここからがまた長い。高低差のある道を、疲れた体を引きずるように前に進める。

湖に近づいたようで水辺の雰囲気を風と空気で感じる。

見当をつけていた水生公園に向うが、う~ん、設営できそうではない雰囲気。

再びGoogleで探して違う公園に向う。

近くに違う公園を発見。様子を見る。

水場やトイレがないのは残念だが壁のあるあずまやがあった。

壁を背にして湖を正面にテント設営。

テント内に寝床も作り、一安心したら19時過ぎ、夕食の支度にかかる。

もつ煮、ウィンナ、イワシ缶パスタ、塩むすび、日本酒、焼酎で堪能。

お腹いっぱい。セブンイレブンで買い込みすぎた。

ここ「緑・水・風の空間」はトイレ、水場がないので歩いて5~10分程のところにある「水戸口公園」を利用させてもらった。

水戸口公園はなかなかキレイな公園。ナウマンゾウのオブジェあり。

しかしキレイで明るくてテント設営したら人目に付きそう。

あまとみトレイル 四日目はこちら → つかっちょ野遊び日記 | あまとみトレイル 四日目

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