日本アルプスを登り始めて様々なルートを歩いたと思うが、まだまだ歩いてみたい、見てみたいルートは結構ある。
今回取れたのは3日間の休日。この中で行けるルートという事と、まだ歩いたことがない場所を探して地図を眺める・・・ 更に天気との関連もある。残念ながらこの3日間はどこも雨予報だ。
少しでも雨の確率が低い所というファクターも加わり、北アルプス北部に絞られた。
朝日岳方面は去年行ったし、白馬エリアもほぼ歩いたし・・・
そういえば鹿島槍ヶ岳は行ったことがある、五竜岳はいったことがある。しかしその間の八峰キレットは歩いたことがないな。鹿島槍も五竜岳もご無沙汰している。
ということで、今回は遠見尾根から五竜岳、八峰キレットを越えて鹿島槍ヶ岳、爺が岳、柏原林道を下って扇沢に下山するルートを歩くことに決定。
2024年7月24日(水) 一日目
朝4時起床
4:40に家を出発。 つくば駅5:06発の電車に乗り秋葉原、そして東京駅から6:28発の新幹線に乗り込み8:05に長野着。

駅から出ると本降りの雨。残念ながら天気予報よりも悪い天候に落胆しながら、とりあえず白馬方面に向かうバス停に向かう。

セブン-イレブンでおにぎり2個購入して、バス停に急ぐ。
8:20発アルピコバス、¥2500支払い乗り込む。7~8割の埋まった座席は半分ほどは登山者のようだ。
9:25白馬五竜着。
乗客は次の白馬が目的なのか降りたのは僕一人。

バス停から5分程歩いて神城駅に。
そこから無料シャトルバスでロープウェイ駅に。

ロープウェイ駅には登山者の姿がちらほら。下山してきた人がほとんどだが、チケット売り場にUL系の装備をした業界風の3人の若者がいた。
ゴンドラとリフトで片道2000円。
ゴンドラ乗り場に向かうと既に雨。

ゴンドラ駅を降りてリフト乗り場へ。こんな雨模様だがお花畑を散策している観光客もチラホラと。

やがて本降りに。
レイン上下を着用してリフトに乗り込む。
レインを着ているとはいえ、むき出しの体に容赦なく雨が打ちつける。

リフト終点のアルプス平に到着。少し小降りになったようだ。

登山開始
時計を見ると、もうすぐ11時。ここから登山道を歩き始める。

雨は止んだり小降りになったりしていた。時折ガスが切れて展望も望めた。
軽量化を計った荷物も軽く、良いペースで快調な歩き。

歩きやすい尾根歩き。晴れていれば展望も良く、気持ちいい道だろう。


夏休み期間中だけあって平日でも下山してくる人は多い。
大町の高校生の団体にも遭遇。人数の多さから学校登山かと思ったが、皆本格的な装備だったので山岳部かな。


しかしルート中盤からは雨脚が強くなり装備を濡らし始める。レインを着ていても体の濡れを感じ、更には前回防水の劣化の疑いが見られた靴の中も濡らし始めた。
今回はホカオネのGOREミッドカット。まだそんなに履いていないのに。
やはり漏水しているのかも・・・

中遠見山からは激しい降りとなり以降は小降りになる事はなかった。
時折、雷鳴もとどろき不安を煽られた。

登山道が雨水の通り道になっている箇所もあり、ますます靴の中が心配。








稜線に出ると、容赦なく風が吹きつける。
濡れて水を含んだレインが風でたたかれて冷たい。レインジャケットの下は半袖Tシャツだけだったので寒い。体温が奪われる。
長袖インナーを着ておけば良かったが、この降り続く雨でザックから出す余裕がなかった。
ザックの中身はドライバッグとビニール袋で対策はしてきたが、レインカバーをしていないザック本体も水浸しだ。せめて持っていた傘をさせばもう少しレインやザックの濡れは防げたはずだ。甘く見ていた。

まもなく山荘が見えた。とりあえず一安心。

五竜山荘に到着
本降りの雨をしのぐ為に山荘の軒下に入ると2人の登山者がいた。関西弁の彼らもテント泊で雨風が弱まり設営するタイミングを待っているとのこと。
山荘に入ると、中はストーブが焚かれていて暖かい。ずっとここに居たいが山荘利用者以外は、居ずらい雰囲気。。。テント泊の受付をして4000円支払う。
再び軒下に戻る。雨風が弱まるのを待つが寒くてたまらない。寒さをガマンしてレインを脱ぎ半袖Tシャツの上からファイントラックウォーム長袖、更にパタゴニアマイクロパフフーディを着てレインを羽織る。それでも芯から冷えた体の寒さが収まらず震えが止まらない。ガタガタと歯の根もあわない状態。
早くテントを張り、風を避けたい。しかし雨は弱くなりかけたかと思うと、また強くなりだしてその繰り返し。

二人組は決断して小屋前でテントを組んでからテント場まで移動する作戦に出たが、移動中に強風にあおられ設営できずに断念。ポール破損リスクを考えて山荘素泊りに変更した。
既に支払ったテント泊代の差額に加えて、予約なしの割増料金を取られたらしい。
素泊まり1人計13000(高い!)。

彼等の失敗を見て強風に注意しながら雨足が弱まったタイミングを見計らって設営。
アンダーシートを敷きインナーテントをペグダウン、ポールをスリーブに通しフライシートをかけてからポールを立ち上げる。雨風が強いのでガイロープもしっかりとテンションをかけて素早く潜り込んだ。
レイン上下を脱いだがトレッキングパンツがびしょ濡れ。レインジャケットもだがレインパンツも防水が劣化しているようだ。更には靴の中もずぶ濡れ、靴の中に水がたまり、靴下は水が絞れるほど。
濡れたものを乾かしたいが着干しでは間に合わず、寒さが増してきたので寝袋に足を入れるが靴下、パンツが濡れてる為に寝袋も水を含んでしまい保温力が低下。全然体が温まらない。
とりあえずストーブをつけて暖かいお湯を飲む。体の中が少し温まるとほっとする。
ミートソースパスタ、食パンの夕食をすませたが、寒さは解消せずはじめて使い捨てカイロ、更にはナルゲンボトルに沸かしたお湯をいれて湯たんぽを作り、寝袋の中の足元に入れる。局所的に温かいが、寝袋が濡れていることで全体が温まらない。

テント内気温は最低13度くらいでそれほど寒くないはずだが、寝袋を濡らしたのが失敗だった。
表生地もダウンも撥水無しのモンベルダウン4番+SOLだと力不足か。撥水力の高いナンガのオーロラにすれば良かった。
湯たんぽを入れていても下半身が寒くてじっとしていられず。








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