夏の高原キャンプツーリング in 信州      ビーナスラインを走る  後編

自転車

2日目

朝は4時頃目が覚めた。

空腹感はなかったので、コーンスープとクラッカー、粉ミルクのお湯割りで済ます。半袖シャツのまま、寝袋(モンベルダウン4番)も中に入らずに上にかけただけで寝たが少し寒かったようだ。

ポカリスエット粉末で1リットル分作り、水も計1.5リットル給水。6時半頃キャンプ場を出発する。

大門峠まではなかなかキツイ登りで早速押し歩きしつつ距離が短いので早く着いた。

ここからビーナスラインの始まりだ。

徐々に高度を上げて行く。

早速出てきた看板には「車山」「霧ヶ峰」「美ヶ原」といった有名な高原が3連発。

こんな道路他にある?

交通量は少ないが時々エンジン音を轟かせて車が現れる。

スポーツタイプが多く街中よりオープンカー率が高い。

オープンカーを所有していたら都会を走るよりも夏の高原を走りたくなるだろうな。

快晴で風もなく気持ちよいサイクリング。

昨日の地獄の上り坂の事はすっかり忘れて高原にサイクリングに来てよかったなと思う。

車山高原は右手に、左手には蓼科山、八ケ岳、南アルプスがよく見える。

若干靄がかかっているが山麓の町並みも見える。

振り返ると白樺湖と蓼科山。

車山高原スキー場を通過。

さすが夏休みシーズン。朝だが駐車場にも車が多く、リフトが動いている。

草原上の山を歩く人々の姿も見える。

富士山も顔を見せてくれた。

正面には車山高原の気象レーダーが見える。

駐車場のある展望場所がそこかしこにあるが、広くて、八ケ岳、南アルプス、中央アルプスが見えるところは車が一杯。

スポーツタイプの車で来て景色と愛車の写真をとっている人や、大型バイクの集団、ポルシェやランボルギーニなどの速そうな高級車に乗ったグループもいる。

皆、夏の高原ドライブを楽しんでいる。

見渡す限り高原状の景色が続く。

ここから少し上がると霧ヶ峰が一望出来る展望スペースもあった。ここは車も少なく穴場の休憩スポットのようだ。一休みしよう。

コーヒーとパンで一服していると横をスポーツカーが駆け抜けていく。ロードレーサーも時々いる。

霧ヶ峰の奥には北アルプスの槍穂稜線らしいシルエットも見える。ここまで見えるのは幸運だ。

車山高原肩に到達。駐車場に車が多く止まっておりリフトも動いている。やはり合宿らしい若者がいて走っている走者を出迎えている。バイクパッキング姿の自転車もいて挨拶した。

ここからは下りが始まる。目の前に広がる高原、遠くには北アルプスの稜線が見える。

下るのは気持ちいいが景色も眺めたいし(写真も撮りたいし)あまり早く下りたくない。でついつい停まり景色を眺め写真を撮る。

気持ちの良い道を進むと久し振りに交差点が現れた。

ビーナスラインはまま右に向かい美ヶ原を目指す。左はクルミ池。

トイレを借りた後、諏訪市に向うため直進する。

下ると間もなく小規模なスキー場が現れ霧ヶ峰キャンプ場。

昨日泊まる場所の第二候補だった場所だ。ここは市営で安く予約不要で良かったのだが受け付けが17時までだったので無理だった。

更に急な下り坂を進むと泊まる予定だった「いずみ湖キャンプ場」への入り口が現れた。昨日の16時過ぎにはもう間に合わないとキャンセルしたのだ。

そのまま向かっていたら19時過ぎていた結構遠かったんだな。

森の中を下り続ける。

次第に民家が現れた。そして気温が高くなってきた。分岐で集落に向う坂道の先に諏訪湖が見えた。坂道を下りずにそのまま40号を進むと小さな公園からは諏訪湖が大きく現れた。少し水が少ないような様子。

その先に展望場所として紹介されている立石公園があり、あまり大きくない駐車場は一杯。多くの人の姿。ここもよく見えるが先ほどの無名の場所のほうが良かった。

ここも首都圏中心に県外ナンバーばかり。どこも観光客が多い。

下るとすぐに交通量の多い道路に出た。甲州街道だ。一気に

空腹感があるがまだ10時半。コンビニではつまらないので飲食店に寄りたい気もするがまだ早い。このまま進もう。

甲州街道を南下して、途中で右折、152号に入る。すると高遠に向う分岐が現れた。

このまま杖突峠に向うには空腹感が強かったので少し先にあったセブンイレブンに行きシャケオニギリと凍った梅水を購入。とにかく暑い。ポカリスエットは充分飲んでいたので喉は渇いていないが、身体が冷たい喉越しを求めている。店の軒先の木陰でオニギリを食べる。

もと来た道を戻り峠道に入る。やはり登り坂。

現在の標高は約700?メートルほど。杖突峠は1234メートルまで登り坂が続くのか。陽射しが強く風もないので暑い。

山の中なので森のなかを走るが日が高い位置なので直射日光を浴びる形。所々で木陰になる箇所もありそこで休む。道は広くなく、カーブも多い。それにも関わらず交通量は多い。ローギアで回しきつくなると蛇行し、それでもきつくなるとダンシング、そして息が続かなくなると立ち止まり息を整え、そして押し歩き。少し斜度が緩やかになると自転車に跨る。

ようやく着いた峠と思われる場所に茶屋がありトイレもある。そば屋もあり杖突そばというのがあるらしい。

2階には喫茶店もあり無料展望台もあるとのことで登ってみた。

喫茶店の店内を遠慮しながら奥のベランダに向かうとまさに大パノラマ。道路の途中からも見えたが茅野市街と八ヶ岳方面は見えたがここは諏訪湖と諏訪市街も含めて一望。これは一見の価値あり。

タダで長居するのも気が引けるので写真を撮って引き上げる。ジオグラフィカでは峠はまだこの先らしい。もう少し登ると伊那市に入った。

すると間もなく杖突峠に到着。ようやくここから下りに入る。

集落か見えてきた。下界に下りて来たようだ。気温も31度と暑い。

更に里山風景の中を下って行くと高遠蕎麦の店があった。一旦通り過ぎるが時間は2時。空腹感もあり、高遠そばも食べたいと思っていたが市街地の蕎麦屋までは時間的に営業終了しているだろう。

この店はまだ営業中とある。よしここで食べよう。

お店の名前はさくら。店内は2人組と1人客。高遠そばセットを注文。テーブルにあった冷たい蕎麦茶をグビグビ飲む。トイレで汗だくの顔と手を洗う。

蕎麦が到着。出された料理は綺麗な仕立てだった。

当然蕎麦目当てだが小鉢が付いているのがいい。

しかも野菜中心で疲れた身体と気持ち、口の中が欲していたようなものだ。

食べ方の説明文を読む。器に焼き味噌を入れてだし汁を少しずつ加えながら味噌を溶き好みの濃さにする。大根おろしと長ネギ、ミョウガなどの薬味を入れて食べるとある。蕎麦の香りは強くなく普通の醤油だしならば蕎麦が負けてしまうが、この焼き味噌の汁との相性はよく美味しい。また小鉢それぞれが美味しい。

蕎麦湯まで残さず食べ終わり満足。寄って良かった。

僕の次に入店した人は蕎麦が終わったと断られていた。危なかった。

更に下っていくと おやパトカー? 警察官?

近づいてみるとマネキンだ。

視線を感じて右手を見ると農家のご夫婦?かと思いきやこちらもマネキンだった。

退店した後も下り続けて、以前食べた有名な「ますや」の横を通ったが営業終了していた。高遠城址公園への分岐を過ぎて市街に入る。

15時過ぎなので飲食店はどこも空いておらず、観光客も見かけず静かな雰囲気。

高遠駅に到着。駅といっても電車ではなくJRバスの発着場だ、以前仙流荘に向う時に、伊那バスステーションかここで乗換えたことがある。

暑いので待合室で少し休ませてもらう。

さて今晩の寝床を決めないと。下調べした三峰川の河川敷に向う。伊那市方面に向う。

店が増えてきたところで左に進路を変えて川に向う。橋を渡り少し戻ると河川敷公園があった。マレットゴルフやジョギング、グラウンドで多数の人がいて、ここでテントは難しいかなと思ったが、奥に行くとバーベキュー跡がある広いスペースがあった。ここなら大丈夫そうだ。今はまだ人がいるので暗くなったら設営する事にする。

よし街なかにローメンを食べに行こう。河川敷から伊那市駅に向う。

16時半頃到着したが店は17時から、そして蕎麦を食べたのが遅かったのであまりお腹が空いていない。駅の待合室で時間つぶし。学校が近いのか高校生が多い。夏休みはもう終わったのかな?

17時過ぎてから街なかをウロウロしつつ目的の店に向う。駅からは程近い場所にあった「うしお」。

外見は古くて清潔感はあまり感じられない佇まい。見た目だけなら入らないような店構え。中に入るとすでに5.6人の客。カウンターには常連オジサン二人。テーブルには家族連れ、僕が入店してすぐに別の家族連れも入ってきた。カウンターな座りメニューを見る。ローメンだけでなく店の名物もヒットになったうしおセットを注文。常連さんと厨房の男の子、女の子との会話が耳に入る。長野県のオジサンといった雰囲気としゃべりて面白い。ローメンは蒸した茶色い中華麺なキャベツマトンがのっている。油そばのような感じで味はキャベツとマトンの風味とうっすら醤油の風味も感じられたが、薄味でシンプル。カウンターなある食べ方なよると自分好みの味付けを楽しむのがローメンだそうでソースやお酢が一般的、他にはニンニクやごま油、カレー粉といったアレンジも紹介されていて、調味料も多種類あった。うしお煮はもつ煮だが味噌味ではなく塩味風であっさり、もつ本来のうまみが味わえる。トーフ汁は豆腐とお麩いりの中華スープ味。

高校野球のテレビ中継が流れる昭和の佇まいの店内で美味しくいただいた。店の人も明るく愛想がよく気持ちよい時間が過ごせた。1350円支払い外に出る。18時過ぎだがまだ明るい。

バスターミナルのほうから川に向かい、三峰川沿いにあるバローに寄りビールと長野名物(!?)ビタミンちくわを購入。河川敷に向う。真っ暗な中設営。

寝床を整えてから晩酌タイム。ちくわと玉ねぎをマヨネーズで和えておつまみにして、冷えたビールをぐびぐび。美味い!癒される。

3日目

朝5時起床。昨夜は涼しかったがテント内はやや暑く虫が入るのでヘッデンを消してインナーテントの入口を開けて空気を入れたりした。このSLソロはメッシュ部が極限まで小さく、夏場ではアルプスのような高山なら大丈夫だが標高の低い場所は暑くてたまらない。ここが欠点。

朝は棒ラーメンに玉ねぎを入れて食べる。半頃出発。

途中24時間営業の西友でコーヒー、牛乳を買う。

駅には7時過ぎて到着して輪行準備。だいぶ慣れてきた7時半頃終了。改札に行きチケット購入。

上諏訪まで鈍行。上諏訪駅のホームに足湯を発見。次のあずさ16号まで時間があったので足湯に入ろう。

ホームに足湯があるなんて初めてだ。ホームを行きかう人々や電車を見ながらしばしのんびり。

到着したあずさ16号に乗り込み東京まで。

社内は8割がた埋まっており、最後部の荷物スペースに空きがない。

仕方がないので出入り口に置き、停車する度に左右に移動していたがある駅でうっかり忘れてしまい

駅員から「この大きな荷物は誰?車椅子のお客さんが入れません!」と怒られた。

すみませ~ん。だって輪行バッグを置く場所がなかったんです。

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