つかっちょ野遊び日記 | 長野~白馬~安曇野キャンプツーリング 北アルプスの絶景を求めて 前編
2025年5月20日 二日目
朝は5時半頃起床。外はすでに明るいが、まだ太陽は低くこの樹林帯の中に届く陽射しは優しい。
昨日の日中と違い雲がなく山々はクッキリと見える。

いい気持ち。
登山だったらとっくに行動しているであろう時間であると考えると少し気が急くような気もするが今日の行動時間を考えたら余裕がある。
さて今日はどうしようか。このまま松本に向うと時間が早すぎる。糸魚川方面に向かうことも考えたが新潟方面は雨予報。
雨を避けて松本方面に向うのは決まりとして、まずは少し北上して山々の景色を見てから南下することに決める。
テントを撤収して出発。

絶景は見られるか?
主要道路から何となく景色の良い方面にハンドルを切りペダルを漕ぐ。
すると遮るものがない場所に出た。おぉっ!山の稜線が一望だ。
昨日の展望は今一つだったが、今日は文句のない青空と景色。
水を張った田んぼと山の景色が目にしみる。

唐松、白馬鑓、白馬の稜線。どこがどの山なのかが今ひとつ良く分からないが素晴らしい眺め。
左手に景色を眺めながらゆっくり走る。

撮影用に進行方向とは逆に向いて撮影。

八方ゴンドラに向かう交差点からは山を背にして坂を下る。
普通に走っている車の運転手に外国人を良く見かける。やはり観光客ではなく住んでいてビジネスしている人が多いのだろう。

振り返って見た景色
この通りはパタゴニアやスノーピークなど有名ブランドのショップや飲食店などお洒落な雰囲気の店が多い。
白馬駅前の交差点から国道148号線に出て南下を始める。この道路は広く走りやすい。
北アルプスと並行して走れるなんて最高のロケーションだ!

しばらく景色を楽しめたが手前の山で見えなくなった。
山沿いに入り、道は次第にゆるやかな上りになる。
松本まではもう下りばかりかと勝手に思い込んでいたが、地図を見ると青木湖に向かっては標高を上げるようだ。
後で知ったことだが白馬村が700m。青木湖が822mだそうだ。

青木湖
青木湖に到着。


風もなく静かな湖面。SUPや釣りをしている人も見かけない。


湖を回り込むように進むと再び白い峰々が見える。
湖との組み合わせが美しい。
しかも湖に面したちょうどいい場所にカフェがあり外のデッキに客がいるのが見える。
駐車場には県外ナンバーの車が停まっている、ドライブしていい景色でお茶をするというのは誰しも好きなのだろう。

このあたり何人かサイクリストに遭遇した。レンタルらしいMTBの人もいればメチャ早いロードレーサーにも抜かれた。松本まで行くのだろうか。

青木湖から少し下るとまもなく木崎湖(標高764m)が現れた。

暑さに少しバテて来た頃に駅が現れたので覗いて見ると無人だったので休憩場所として日陰に利用させてもらう。無人で古そうだが綺麗な駅舎。


ホーム側の引き戸を開けると目の前には木崎湖。湖からの風が心地よかった。



ここからは長い下り。あまり漕がずに進む。

右に向かうと高瀬渓谷。
北アルプス裏銀座ルートのスタート地点であり、湯俣温泉への入り口だ。伊藤新道もできて最近登山者が増えているとのこと。
僕の今年行きたい場所の上位に上がっている場所だ。

雪代(ゆきしろ)で濁った高瀬川。
上流には秘湯、湯俣温泉。更にその先の槍ヶ岳に源を発しているんだろうなあ。

平らな道となり幹線道路ではつまらないので並行する県道306号で南下する。

安曇野アートラインという道らしい。道はやや狭いが田園地帯で気持ちよく交通量も少ない。

のどかな道を走り、信号待ちで水分補給していたらポツンと一見の蕎麦屋を発見。暑さと疲れでで少しバテていたし、時間もまもなく12時で空腹感もあった。
この先コンビニとかで済ませるのもつまらないのでここで一息いれよう。

店内は地元の農家さんらしき高齢者が6〜7人程。メニューはセットメニューなどもなくシンプル。地元向けでリーズナブルかと思いきやもりそばで900円。もうこれが標準なのだろう。
店内はこじんまりしていて2人の女性だけで切り盛りしている。良く締まっている蕎麦は美味い。つゆはカツオの風味が強くやや甘めで比較的好みの味。蕎麦の香りは少し物足りないのでつゆに負けてしまっている感じ。ここも漬け物にはタクアン。甘めの味がお茶受けに美味しい。


安曇野市に入る
再び走り出す。

ちひろ美術館からは安曇野スケッチロードという通りに入り安曇野市に。


次第に幹線道路の様相になり交通量が増える。
今日の寝場所はどうしようか。
色々と調べた所、波田リバーサイドパークに泊まることに。
予約電話を入れるとまずは総合運動公園という所で受付が必要との事でそこに向う。
松本市内に入り梓川を渡る。なかなか分かりづらくて到着したのが16時半。営業している?という雰囲気の施設に入ると受付だけ照明が灯っており人がいる。市の施設らしい無機質な感じの暗いロビーには運動してきた利用者らしき3人が談笑している。200(?!)払い日帰り入浴施設やスーパーの場所を聞いてキャンプ場に向う。少し前から雷鳴が轟いている。
急がねば。
砂利道を向かう途中に徐々雨脚が強くなり、キャンプ場所に着いたころには本降りに。急いで荷物を置き設営を始めるが、雨脚は強くなり本格的な夕立の様相。
今夜の寝床
急いでフライシートをかぶせて、荷物をテント内に放り込むがテントも荷物も随分と雨で濡れてしまった。
ところが雨は長続きせずに間もなく小降りになる。なんだよう。。

慌てて設営したから気が付かなかったが改めてグランドシートに手を当てて見ると下に突起物があったり、入り口の向きに不満があったのでペグを抜き荷物を出しテントを移動。中にシートを敷いたりマットを膨らませたりしてセッティングが終えてやっと一息。
水場とトイレしかないキャンプ場だが200円という金額を考えれば必要十分。

よし買い出しに向かおう。
周りに店がなく2.4キロ先のスーパーデリシアに向かうが少し遠かった。
テントに戻り買ってきたウインナーでビールを飲みつつご飯を炊いていたらストーブのガスが消えている。唖然となり火を使わないメニューも考えたが炊飯中の米があるのでやはりストーブでの調理が必要だ。仕方がない。ガスの調達に向かおう。
幸いホームセンターのコメリがあったが1本売りはなく仕方なく3本セットを購入。暗くなった道をヘッドライトを点灯してテントに戻る。

橋の欄干にはスイカ!松本といえばハイランド西瓜?!
改めてご飯を炊き直しイワシと梅干し、無印良品のサムゲタンをオカズにご飯を食べる。本を読んでいたが酒が進んだおかげで何度も睡魔に襲われ読み進まず。
時間も0時過ぎになったが全然寒くなく、シャツ一枚で充分だった。


2025年5月21日 三日目
5時前に起床。
昨夜食べきれなかったご飯に無印良品のフリーズドライ豚汁をかけて食べる。美味い。
コーヒーを飲みつつまったりしてから撤収。天気も良さそうだ。

6時半頃出発。

今日は松本駅までの10キロ程。主要道路を避けるために梓川を渡り住宅街、倉庫街を走る。


今度はリンゴ!さすが信州

マンホールには梓川とカジカ(?)

街に近づくにつれて通勤時も重なり交通量が増えてきた。

駅に着いたのは7時半過ぎ。
9:10の特急あずさに乗り込む。チケットを買う時に座席を選べるので端側の荷物スペースがある場所を選んだがうまくいった。
松本〜東京〜ひたち野うしくには13:31に到着。
さあ家に帰って道具の片付けしよっと。

30年来の景色を求めて走った今回のコース。肝心の峠からの景色は満足いくものではなかったが、翌日はすっきりと晴れて北アルプスの絶景を眺めながら走るという夢のようなツーリングになった。
若いあの時に憧れていた場所に、自分の脚で行くことが出来たということで20代の頃の気持ちが蘇って、行きたい場所が次々と思い浮かんでくる。
しかしその気持ちに反して上り坂で足が痙攣する回数が増えてきたが、その現実はまだ受け入れないでおこう。







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