3日目 川合神社~渡瀬温泉
5/30
3時起床。
寝る前のコーヒーは眠気に影響なく、寝覚めがスッキリするようだ。
朝食にオートミール60gをトマトポタージュで煮たが少しも美味しくなかった。
オートミールが多すぎたようだ。
河原だからか夜露でテントはびっしょり。撤収してトイレにいったりしたら遅くなった。

出発前に再び川合神社をのぞくが、昨日同様に人気がなく、チェーンで中にも入れない。外側にあった由来だけ見てみる。

5時半に出発。ひたすら舗装路を歩く。

集落の中を通るが、早朝だからなのか殆ど人気がない。

途中郵便局などもある。早朝なので当然人気はないが時々車やバイクとすれ違う。すれ違い様に会釈をしてくれる人が多くうれしい。こちらも会釈を返す。

長い舗装路歩きで身も心も疲れた頃、ようやく十津川温泉の「昴の郷」に到着。
宿泊施設だがレストランやプールもあるらしい。敷地は広く建物も大きな施設だった。

トイレの横にある自販機で缶コーヒーを購入して飲む。ウマい。。。

主要道路沿いからは外れて昴の郷の脇を行く。

車が一台やっと通れるようなトンネル。対向車が来たらコワい。

その先の吊橋もコワい。。。揺れるし板の間から下は見える。


民家の脇を歩く。

果無峠への登山口。舗装路はここまで。


急な石畳の道、雨の日は滑るかもしれないが風情あるザ・熊野古道といった感じの道。


果無(はてなし)集落
やがて果無集落。
「果無(はてなし)」
なんとも変わった地名で旅情をそそられる名前の響きに以前から来て見たい思っていた場所。
伝承によると
~果無山脈にはある怪物が棲んでいた。その怪物はハテ(年末20日過ぎ)になると現れ、旅人を喰ったことから、峠越えをする者がなくなった(ナシ)という。ここからハテナシの名がついたという。~
しっかりと積まれた石垣の道を歩く。

晴れていて気温が高く暑い。直射日光で帽子をかぶっていても頭が暑い。

田植えをしたばかりの水田。その上を猛禽類が超低空飛行で餌を探している。
田畑も家もあぜ道も手が入っており、美しい田舎の風景。
熊野古道のルートは民家の脇というより、まさに民家の敷地内を通る。

ひと気が感じられないが(どこも)、旅人の為に(たぶん)水場が用意されている。花も添えられており旅人を歓迎してくれているのを感じる。

さらに石段を登っていく。

美しい田舎の道が続く。

やがて辺りが開けて尾根のような場所に出た。振り返ると周りの山並みが美しい。

普通の道の脇にある世界遺産の碑を超えるとやがて果無峠にむかう山道に入る。

この山道には西国三十三観音の33体祀られており、この山道からは30番目から1番まであるらしい。


途中には熊野川、本宮町が見えるスポット。


長い道のりだったが、この果無峠を越えれば熊野本宮大社。
しかしこの峠越えがきつかった・・・

きつい登りと暑さでバテバテだが、西国三十三観音が2~300Mおきにあるので前に進んでいる実感を感じられるし、なにしろ表情にそれぞれ違いがあって、次はどんな観音様だろうとついつい期待してしまう。
これは29番観音。






観音様も気が付かず通り過ぎてしまうこともあるが、悔しいので戻る事も数回。計1時間くらいはロスしているし、自分でも馬鹿だと思うが、注意が散漫な自分への戒めとして少々意地になっている部分もあると思う。






当初テント泊予定にしていた観音堂は建替え中。業者が7~8人いて騒々しく、当然張れる雰囲気ではない。


水だけ補給してマフィンを食べる。峠は展望もなく先を急ぐ。





ようやく着いた果無峠だが、特に展望もない。しかしここからは下りだ、先を急ごう。






下りにさしかかってからも観音像を見つけながら、また見逃して引き返しながら山を下る。


外国人5人ほどとすれ違う。本格的な装備をしており日本語も達者だった。日本在住の方なのだろうか。


途中、木々の合間からは熊野川、本宮町が見える。














民家が見えた。まもなく下界だ。



集落が現れた。

また民家の脇を通らせてもらう。


ようやく舗装路に出た。
最後の1番観音は離れた所にあるらしい。
しかしこれもまたわかりずらかった。昔の集会所跡にあると書いてあっただけで看板も案内板もない。

このあたりかな?と見当をつけた所に入って(民家かもしれないので恐る恐る)やっと見つけることができた。


1番から30番まで観音様の顔を拝めることができた。

熊野川は一昨日の大雨の影響でかなり濁っている。ダムの放水もしているようだ。

炎天下の舗装路は疲労した足にはきつい、また陽射しも暑い。
今晩の寝床は・・・

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」で今日泊まる所の情報を得よう。

宇治金時のカップかき氷を買いレジの人にキャンプ場の事を聞く。しかし返ってきた答えは川湯しかないとのこと。
外の休憩所でかき氷を食べているとあの2人組も到着。泊まるところを聞くと道の駅の脇でこっそり張るつもりだとのこと。なるほどそういう手もあるか。彼らと別れて本宮を目指す。
宇治金時のかき氷がうまかった。。。

再び舗装路を歩き、熊野古道の「中辺路」ルートに合流すると三軒茶屋。


ここ関所の跡や石碑なども歴史を感じる。

右 かうや(高野山)左きみい寺(紀三井寺) と書いてあるらしい。

本宮に続く道はやがて綺麗に整備された石畳の道になる。




熊野本宮大社
熊野本宮大社に到着。

前回とは違い裏口からの到着。今日は参拝せずにそのまま通り過ぎ、まず観光案内所に向かいキャンプ場の事を尋ねる。
丁寧な係の人は渡瀬が良いという。色々と聞き(風呂の割引券もいただく)バスで向かう。ここは外国人が多い。バスを待つターミナルは全員外国人だった。案内所の人も対応が良く観光客慣れしている。バスは¥300 途中のバス停の温泉地も外国人ばかり。
渡瀬キャンプ場に到着 そして温泉!ビール!
到着したキャンプ場は受付が本日休業だった。キャンプ場は川沿いの広場にあり、サイトはフリーで快適(料金は¥620)

温泉は吊り橋を渡って5分程で到着。料金¥600。
3日ぶりに入る風呂は最高だった。泉質も良い。塩素臭がしない。


川側に向けたテントに戻り、夕食にする。道の駅で購入しておいたビールで乾杯。チーズとアーモンドをつまみ、徳島ラーメンを食べる。
露天風呂に向かう吊り橋もライトアップされて川の音を聞き、最高に心地よい。
夜は冷え込んできた。


温泉も近くにあり、とても快適なキャンプ場だった。
歩行距離 約26km
今回の総歩行距離は約65km。
食
オートミール(トマトポタージュ) マフィン(キャベツ オイルサーディン) チーズ
味噌パン ラムネ 徳島ラーメン+野菜+うすぎり餅 ようかん
4日目 渡瀬温泉~熊野本宮大社~帰宅
昨夜もよく眠れた。3時半ぐらいに起床。朝は寒い。片付けしながら4時半くらいに朝食。
オートミール30ℊ+フリーズドライ味噌汁 アマノの味噌汁はウマい。オートミールにも合う。

655渡瀬温泉発のバスに向けて撤収。すると猛禽類(とんび?)にゴミの入った袋を取られる!ザックの間に挟んでおいたのに! その後はカラスもやってきてウロウロして荷物を狙っている。このキャンプ場は鳥に注意!

本宮大社の前に大斎原(旧社地)に行き、日本一と言われる大鳥居に行き、その後本宮大社に行く。







熊野本宮大社に参拝。
歩いて本宮大社に移動。

無事到着の報告とまたここに来られることをお願いした。

ここ熊野神社で祀られているのが「八咫烏(ヤタガラス)」
神武天皇が山中で迷われたときに現れて導いてくれた3本の足をもつ鳥で神の使いであるとのこと。
山中でよく道に迷い「導きの力」が欲しいボクは迷わずこのお守りを手に入れた。
ご利益がありますように。。。

3泊4日(山中2泊3日)の旅でした。
峠や山をいくつも越える登山的要素はありながらも標高も低く人の暮らしに近い里歩きも多い。
また民宿や温泉も利用できることから「旅」的な要素の多いルート。
熊野古道にはほかにもいろいろなルートがあり、ますます熊野古道の魅力にはまってしまいそう。

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